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クリスマスツリーの歴史 
 
クリスマスツリーの歴史をたどると、古代の樹木崇拝までにまでさかのぼります。樹木は古来から生命力の豊穣祈願の対象として宗教と深く結びついてきました。キリスト教では当初、樹木崇拝を異教の伝統として否認する傾向にありましたが、さまざまな民族への布教上、次第に儀式の中で樹木を用いるようになりました。 伝説によると8世紀頃、聖人ボニファティウスが異教徒のカシの木の崇拝に対抗して、モミの木をキリスト教の木と定めたといわれています。モミの木は三角の形をしていることから、三位一体、すなわち父と子と精霊を表していると説きました。
 ツリーをたててクリスマスを祝うのは14世紀頃から始まったといわれています。クリスマスツリーの習慣は15、6世紀にドイツで広まりました。家の中と外の両方に立てられたという記録があります。このツリーにリンゴや紙の花やハート、星、天使などの形をしている聖餐などをかけました。クリスマスツリーの習慣はその後3世紀の間に各国の習慣に従って装飾や様式を変化させながら、ヨーロッパとキリスト教の国々に広がりました。 18世紀になり、ツリーはドイツの移民によってアメリカへ渡ります。アメリカ革命時に兵隊であった彼らは、ロードアイランド州の子どもたちに紹介したということです。また、ドイツの影響で19世紀にイギリスへ伝わります。1848年に装飾された小さなクリスマスツリーにロイヤルファミリーが集まる絵がロンドンの新聞に載ったことで、大きな反響を呼び、国中に広がることになりました。クリスマスツリーが広く普及したのは、わずか100年ほど前のことですが、世界中の国のクリスマス文化はこのツリーを取り入れ、クリスマスに一番人気のある特徴となりました。クリスマスツリーなしのクリスマスのイメージは、思い浮かばないことでしょう。

引用:フェリシモ出版 The Chiristmas Tree Book