ようこそ!サンタクロースの世界へ
「サンタクロース」といえば、白い縁取りのある真っ赤な服に身をつつみ、フサフサの白ひげに、ニコニコと笑みをたたえた、大柄なおじいさんを思い浮かべることでしょう。クリスマスイブになると、彼が空飛ぶトナカイのソリに乗って、世界中の子ども達にプレゼントを配って回ることも、今ではみんな知っています。
では、このサンタクロースは、いつ、どのようにして、現れたのでしょうか。
サンタクロースのルーツは、遠く4世紀の昔にさかのぼります。現在のトルコのパタラに生まれ、後に小アジアのミュラの司教となった「聖ニコラス」という人物が、今日のサンタクロースの原型になったといわれています。
この聖ニコラスが、オランダに伝播し「ジンタ・クラース」と呼ばれ、植民地建設の波に乗って、17世紀には大西洋を越えて、新大陸アメリカにまで渡っていきました。
サンタクロースと呼ばれるようになったのは、アメリカに上陸してから。19世紀のはじめのことでした。
サンタクロース生誕の地は、現在のニューヨーク。そして、この時は、まだまだ今の風貌からほど遠い「小人」の姿をしていました。
誰もが、大人になる過程で、サンタクロースから卒業してしまうように思います。サンタクロースを信じることは、子どもっぽいことに感じられ、小さい頃には手放せなかった毛布やぬいぐるみとともに、ノスタルジィの彼方へと葬り去ってしまうのです。
サンタクロースについて、あれこれ詮索することは、夢を壊すかのように感じる方もいるかもしれません。しかし、永遠の、世界共通のヒーローは、多少の詮索ぐらいでは、びくともすることはなく、かえってその魅力を増すことでしょう。今まで以上に、彼が素晴らしい存在に見えてくることと思います。
サンタクロースを卒業してしまったあなたも、もう一度彼を探す旅に出かけませんか。大人になったあなただからこそ、見つけられることがたくさんあることでしょう。
ようこそ、サンタクロースの世界へ。