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果物のクリスマスツリー
ドイツの伝説

 
ドイツにはクリスマスツリーに果物だけを飾るという伝統があります。これはある貧しい家族の物語から始まった習慣です。この家族は食事すら満足にできないほど貧しい暮らしをしていました。ある夜、子どもの物乞いがやってきました。ひとりぼっちで寒そうにしている子どもを見て、かわいそうに思ったこの家族は、泊めてあげることにしました。せいいっぱいのおいしい食事を出し、家にある一番いい服を着せ、しっかりと抱いてベッドで寝かせました。翌朝、目を覚ますと、男の子の背中には輝くばかりの羽が生えていました。男の子は幼子イエスキリストだったのです。親切にしてもらったお礼にと、男の子はモミの木の小枝を取って植えました。小枝はみるみるうちに育って、いろいろな果物がたわわに実りました。それからというもの、この貧しい家族は飢えることはありませんでした。

引用:フェリシモ出版 The Chiristmas Tree Book